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すっぽんの栄養と料理


スッポン[SUPPON TURTLE]は、分類学上、爬虫類カメ目スッポン科スッポン属に属しています。ガンジススッポン、フロリダスッポン、ハバヒロスッポン、トゲスッポン、ニホンスッポン、シナスッポン、アムールスッポンなどがいますが、主に利用されているスッポンはニホンスッポンとシナスッポンです。

類い希な生命力を有するスッポンは、同じ仲間の普通のカメと異なり、水中はもとより陸上においてもその活動は敏捷で、闘争心も旺盛であり、低温期には半年以上も水中で機能を停止して生存し続ける、驚異の生命体と言えます。

また、スッポンは二億年も昔よりその姿形を変えることなく厳しい環境の変化に耐え、寿命も100年を越すとされるずば抜けた生命力から、美と健康に非常に優れた食材とされています。

食用の歴史は、中国に始まり3〜4000年といわれ、その永い歴史と実績が今日の卓越した評価をもたらしました。記録では楊貴妃などの宮中料理として愛用されていたようです。
中国の陸上や水泳の選手チームが積極的にすっぽんスープを利用して世界大会で大活躍したニュースが世界で報道されたこともありました。
アジアだけでなく、米国メーン州などでもすっぽん(a soft-shelled turtle)スープとしてレストランに見られ、世界のグルメとして食されています。




自然界や養殖場でのすっぽんは、非常に臆病かつ攻撃的で、陸上でも水中でも動きが素早い驚きの亀です。これらは全て自己防衛から生まれた生態で、裏を返せばストレスを生じやすい生物の証明でもあります。

一方、水槽飼育する観賞用に供したすっぽんは、堂々と透明生活環境で魚と共存し、面白おかしい生態を見せてくれます。慣れないはずのすっぽんが、人の手から餌を摂ったり、名前を呼ぶと寄ってくるようにもなります。愛嬌いっぱいのその生態には、多くの養殖家が驚きを隠せないことでしょう。諦めから獲得した資質なのかもしれませんが、予想以上に賢い生き物であることも確かです。

すっぽんに対して偏った固定観念は捨てる必要がありそうです。養殖場の池の中でも、我々が想像もし得ない行動をしている可能性もあるわけです。

人類は変化しながら200万年の歴史を重ねてきましたが、すっぽんは変化せず2億年以上の歴史を持つことから、生物としてスッポンの方がヒトよりも完成度が高いと言えます。




神農本草経(揚子江文化圏の中でも最古の薬物書)によると、すっぽんは「栄養分の多いもの」と記載され、人の健康に関して多くを言及しています。
現代中国においては、中薬大辞典(現代中国の最高権威の薬物書)にて、すっぽんの各部位別の記載がされています。




富山医科薬科大学和漢薬研究所:スッポンの作用
東京大学薬学部 松木則夫:マウスの運動量・ストレス・性行動に対するスッポンの効果(89年薬学会発表)


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