ダイトー水産のすっぽんの品質すっぽんの基礎知識すっぽんの養殖
すっぽんの栄養と料理


すっぽんは日本でも古くから食用に利用されてきましたが、明治になってから養殖らしきスタイルができ、全国的にすっぽんが料理店で普及したのは1980年以降といえます。養殖は全国的に行われ始め、特に九州では、大分・佐賀・長崎・宮崎・鹿児島と、全県的に大産地となりました。本州においても、各地で養殖が活発に始められました。

しかし、バブル崩壊後の1990年頃から経営体質の弱い企業や品質の悪い事業体の多くが倒産・廃業し、2000年以降はかなりの企業が姿を消したり縮小しています。背景には、景気の低迷だけではなく、企業努力の欠如という大きな要因もあったようです。

それは、特殊な産物という高慢な意識、誰にでも簡単にできる事業という安易な意識、儲かるビジネスだとの錯覚参入、甘い計画の副業、温泉に頼った短絡的な事業計画、ブランド名に頼り切った放漫経営、豪雪などの立地環境の無視、組合設立を主体に考えた事業などが挙げられます。

いずれの場合も、作るという基本的姿勢が希薄なケースと言えます。養殖業とは、質の高さを追求し、計画的でなければなりません。すっぽんは、中国や台湾でも多くの数量が養殖され始め、今後更に意識の低い国内養殖場は淘汰されていくことでしょう。品質向上へのこだわりが重要な課題です。




すっぽんも生き物ですから、数々の病気をします。水性菌やバクテリア・寄生虫などに冒されたり、噛み合って傷口が悪化したりします。多くの場合は、環境が良ければ大被害にはつながりません。

すっぽんは、養殖の歴史が長い割には研究が遅れており、ほとんどの病気が解明されていません。論理的な考え方として、通常、すっぽんは全ての菌を保有していると見るべきです。そして、ストレスがその発症を引き起こす可能性が最も高いようです。しかも、発症してからは手遅れのケースが大半のため、投薬の効果は期待できません。にもかかわらず、多くのケースで抗生物質などを安易に投薬する業者がいるのは残念なことです。養鰻から派生した事業体の場合に多いようです。

生き物を飼育する企業では、すっぽんに限りませんが、特にすっぽんは生理・病理・生態など多くのことが未解明の生き物ですから、投薬は無責任な行為と言えます。

投薬せずとも、経済ベースで養殖できることを、ダイトー水産が実証しています。投薬により病原菌が更に強くなり、大変な医薬費用を負担せざるを得ない養鰻の二の舞は避けるべきです。

農作物のオーガニック栽培同様に、養殖家のモラルが問われる問題です。効果のない投薬で消費者にまでリスクを広げてはいけません。良い環境で安全に育ったすっぽんを、お客様に召し上がって頂きたいものです。


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